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ワーキンググループ紹介

ワーキンググループの紹介

ブラスト施工技術研究会では、「安全」「品質」「蓄積データ」の3つのワーキンググループに分かれて活動しています。

安全ワーキンググループ

安全の国際標準の定義は「許容できないリスクがないこと」と「危険をゼロにする」となっています。しかしながら、昨今複雑化している現場では常にリスクと危険が隣り合わせとなっているのが実状です。

当研究会では、ブラスト現場における、リスクと危険を予測、抽出し、快適な職場(現場)環境を実現させ、無事に工事期間を終えることを目的に、今一度、『当たり前のことを当たり前にする』という指導教育を研究会員各会社に対して行っています。指導事項を整理検証したのちに認定制度を立ち上げて運用する予定です。

当研究会安全WG直近の活動では粉塵から身を守るための、より快適なブラストフード等の装備開発、研究会員会社のブラストに携わる社員(従業員)が健康被害を未然に防げるように法令にのっとった健康診断の受診を指導しています。

安全WGはブラスト作業に関わる安全上の課題を検討し、ブラストに起因する事故・健康障害が起きない労働環境の実現を目指します。

品質ワーキンググループ

塗装の品質に重要な素地調整。その中でも「ブラスト」は、あらゆる素地調整の中でも、品質が良いと言われています。しかし、施工の仕方によっては、品質の担保が出来ないこともあります。例えば、施工不良や周辺環境にも影響します。

品質WGの目的は、ブラストを「適正」に施工をすれば、品質が担保出来ると言うことを追及していきたいと考えています。

それと同様に、実際に施工を行っている施工者にスポットを当て、彼らがどのような判断でブラストを施工しているかという観点から、ブラストを追及して行きたいと考えています。当面は施工者のブラストへの認識を深堀して行きたいと考えています。

施工蓄積ワーキンググループ

当WGの目的は、ブラスト施工に伴う、日当たり施工量・人工構成・各種施工条件(旧塗膜厚、施工対象までの距離、橋梁の形状、機械設置スペース)・使用機械・研削材種類・産業廃棄物量・有害物に対する安全対策などについて、会員会社の施工データを蓄積することにより、現状の設計単価に対しての妥当性を検証し、今後の設計単価の検討や、各種施工条件に対しての補正係数等の検討を実施することです。

施工蓄積データに対しての集計表を作成し、会員会社に対して情報提供を依頼し、提出されたデータを集計します。その後、各種施工条件の違いに対して発生した、日当たり施工量の違いや使用機械の違いなどについて検討を実施して、会員会社に対して最良の施工方法などを提供します。

ブラスト施工は素地調整において最良の品質を提供可能な施工方法です。従って、素地調整に対する施工単価や工程に対しての影響を大きく受ける工種です。当WGの蓄積データ量を、1件でも多く集計・分析することにより、より良い素地調整に対する情報を提供して参ります。